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奇面城の秘密(江戸川乱歩)のあらすじ・登場人物

奇面城と少年探偵団

  • ミステリ
  • 冒険

江戸川乱歩 1958年(昭和33年)1月 「少年クラブ」

文字数
75,277字
読了目安
約2時間31分
表記
新字新仮名
種別
小説

この作品について

江戸川乱歩が1958年(昭和33年)、「少年クラブ」に連載した少年探偵団もの。実業家・神山正夫が、怪人四十面相に脅迫されるところから物語がはじまる。奇怪な「奇面城」を舞台に、名探偵・明智小五郎と少年探偵団、そして「チンピラ隊」の少年たちが、怪人と対決する。シリーズの人気作の一編である。

あらすじ

ある日、麹町の明智探偵事務所へ、東京・港区に住む実業家・神山正夫が、心配そうな顔で訪ねてくる。多くの会社の重役をつとめる神山さんは、明智と親しい友人の紹介状を手に、恐ろしい打ち明け話をする——「わたしは怪人四十面相に、脅迫されているのです」。こうして、変装の名人・怪人四十面相をめぐる怪事件の幕が開く。舞台となるのは、奇怪な「奇面城」。名探偵・明智小五郎と、小林少年ひきいる少年探偵団、そして浮浪児あがりの少年たちからなる「チンピラ隊」が力を合わせ、変装と計略をあやつる怪人を追いつめていく。危機また危機の冒険の果て、少年たちはみごと怪人を打ち破る。「明智先生、ばんざあい。小林団長、ばんざあい……」——涙を浮かべて叫ぶ少年たちに、小林少年もまた目に涙をためて、「少年探偵団、チンピラ隊、ばんざあい!」とこたえるのだった。少年たちの活躍が胸を打つ、シリーズの一編である。

登場人物

冒頭部(原文より)

 ある日、麹町高級アパートの明智探偵事務所へ、ひとりのりっぱな紳士がたずねてきました。それは東京の港区にすんでいる神山正夫という実業家で、たくさんの会社の重役をしている人でした。その神山さんが、明智探偵としたしい友だちの実業家の紹介状をもって、たずねてきたのです。

「奇面城の秘密」江戸川乱歩(青空文庫)

末尾部(原文より)

「明智先生、ばんざあい。小林団長、ばんざあい……。」  すると、小林少年も、目に涙をうかべながら、これにこたえて叫ぶのでした。 「少年探偵団、チンピラ隊、ばんざあい!」

「奇面城の秘密」江戸川乱歩(青空文庫)

原文を読む

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