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黄金豹(江戸川乱歩)のあらすじ・登場人物

まぼろしの豹と少年探偵団

  • ミステリ
  • 冒険

江戸川乱歩 1956年(昭和31年)1月 「少年クラブ」

文字数
77,197字
読了目安
約2時間34分
表記
新字新仮名
種別
小説

この作品について

江戸川乱歩が1956年(昭和31年)、「少年クラブ」に連載した少年探偵団もの。夜の東京にあらわれる「まぼろしの豹」——金色に光る豹の怪をめぐって、名探偵・明智小五郎と小林少年、少年探偵団が、宿敵・怪人二十面相と対決する。「ネコむすめ」「ネコ夫人」など怪しい人物も登場する、シリーズの一編である。

あらすじ

東京都内に、「まぼろしの豹」があらわれるといううわさが広がっていた。ある月の美しい晩、中学生が友だちの家からの帰り道、大きな西洋館の前にさしかかると、月光に白く光る屋根の上を、一匹の大きな猫のようなものが、のそのそと歩いている——それが、金色に光る怪物「黄金豹」の影だった。この怪事件の陰にいたのは、名探偵・明智小五郎の宿敵、変装の名人・怪人二十面相。「ネコむすめ」「ネコ夫人」といった怪しい人物もからんで、事件は二転三転する。明智と小林少年、少年探偵団は、変装と計略をあやつる怪人を、知恵と勇気で追いつめていく。物語の終幕、小林少年の吹く呼び子の笛を合図に、あらかじめ明智が手配していた十数名の警官が建物を取りかこみ、怪人一味に襲いかかる。こうして名探偵・明智小五郎と小林少年は、またしても稀代の怪盗二十面相との戦いに、みごと勝利をおさめるのだった。シリーズの痛快な一編である。

登場人物

冒頭部(原文より)

 東京都内に、『まぼろしの豹』があらわれるという、うわさがひろがっていました。  ある月の美しい晩、ひとりの中学生が、お友だちのうちからの帰り道に、大きな西洋館の前にさしかかりました。  その屋根の上を、一ぴきの大きなネコが、のそのそと歩いていました。

「黄金豹」江戸川乱歩(青空文庫)

末尾部(原文より)

 声におうじて、ピリピリと、小林少年が、呼びこの笛を吹きならしました。  すると、明智が、この家にしのびこむまえに、電話で連絡しておいた十数名の警官が、建物をとりまき、そのうちの数名が、はやくも一階に侵入して、呼びこの音に、かけおりてきたのです。  かくして、名探偵明智小五郎と小林少年は、またしても、稀代の怪盗二十面相とのたたかいに、みごと勝利をおさめました。ネコむすめ、ネコ夫人、そのほかの同類も、みなつかまったことは、いうまでもありません。

「黄金豹」江戸川乱歩(青空文庫)

原文を読む

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