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おれは二十面相だ(江戸川乱歩)のあらすじ・登場人物

後期の少年探偵団もの

  • ミステリ
  • 冒険

江戸川乱歩 1960年(昭和35年)4月 「小学六年生」

文字数
52,226字
読了目安
約1時間44分
表記
新字新仮名
種別
小説

この作品について

江戸川乱歩が1960年(昭和35年)から翌年にかけて「小学六年生」に連載した少年探偵団もの。西洋古代史の権威・松波博士の来訪にはじまる怪事件を舞台に、名探偵・明智小五郎と、宿敵・怪人二十面相との対決を描く。シリーズ後期の一編で、幼い読者に向けた痛快な冒険物語である。

あらすじ

五月のある日、麹町の高級アパートにある明智探偵の事務所へ、白い髪をオールバックにし、白い口ひげをはやした、背の高い立派な老紳士が訪ねてきた。この人は松波文学博士——西洋の古代を研究する有名な学者で、ある金持ちが建てた古代研究所の所長である。旧知の明智を突然たずねてきた博士の相談から、怪事件の幕が開く。事件の陰に暗躍するのは、二十の顔を持つ変装の名人・怪人二十面相。名探偵・明智小五郎と、小林少年ひきいる少年探偵団は、変装と計略をあやつる怪人を相手に、知恵と勇気の戦いを繰り広げる。「巨人と怪人の戦い」と呼ばれた息づまる攻防の果て、勝利をおさめたのは明智探偵だった。ぐるぐる巻きに縛られ、ふきげんな顔で黙りこむ二十面相は、厳重な護送車に入れられ、真夜中の町を、静かに警視庁へと運ばれていくのだった。シリーズ後期の、痛快な少年探偵団ものである。

登場人物

冒頭部(原文より)

 五月のある日のこと、麹町の高級アパートにある明智探偵の事務所へ、ひとりの老紳士が、たずねてきました。  ふさふさとした白いかみを、オールバックにして、白い口ひげをはやした、やせがたで、背のたかい、りっぱな老紳士です。  この人は松波文学博士で、あるお金持ちがたてた古代研究所の所長なのですが、西洋の古代のことをしらべている、有名な学者でした。

「おれは二十面相だ」江戸川乱歩(青空文庫)

末尾部(原文より)

 巨人と怪人の戦いは、とうとう明智探偵の勝利に終わったのです。  やがて二十面相は、厳重な護送車に入れられました。もう逃げだす見込みはありません。そして護送車は、真夜中の町を、静かに警視庁へと向かうのでした。

「おれは二十面相だ」江戸川乱歩(青空文庫)

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