女性(プラトン社)とは

分類
結社・団体
読み
じょせい

大正11年(1922年)5月、大阪のプラトン社が創刊した女性向けの雑誌。プラトン社は化粧品会社・中山太陽堂を後ろ盾とする出版社で、劇作家の小山内薫が編集にあたった。同社の雑誌の表紙や挿絵には山六郎・山名文夫らが起用され、洒落たモダンな誌面で知られる。女性読者に向けた雑誌でありながら第一線の作家が数多く筆を執り、芥川龍之介は保吉ものの一編『お時儀』(大正12年)、中国旅行の紀行『長江游記』(大正13年)、『温泉だより』(大正14年)、晩年の短編『彼』(昭和2年)を載せた。横光利一は病む妻との日々を描く『春は馬車に乗って』(大正15年)を、北原白秋は樺太の旅の紀行『フレップ・トリップ』(大正14年〜)を、泉鏡花は『露萩』(大正13年)などの短編を寄せ、水上滝太郎の『大阪の宿』や内田魯庵の回想『二葉亭追録』(ともに大正14年)もこの誌に載っている。同じプラトン社の娯楽誌『苦楽』と並ぶ大正末の雑誌で、同社の活動停止とともに昭和3年(1928年)5月に終刊した。改造社の『女性改造』は別の雑誌である。

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